番外編なんだけど…FFで一番好きおすすめ度
★★★★★
魔法や道具・敵モンスターなど、FFの基本的な要素を踏襲しつつシュミレーションRPGに作り上げた作品。
システムが非常に良い出来。「speed」の設定が、シュミレーションRPGとして格別の緊張感を生み出します。
でも何よりストーリーが素晴らしい!
「タクティクス・オウガ」の色が強いからかもしれないけど、人間と人間の葛藤をきっちり描いてる感じ。特に序盤の、プレイヤーの思惑を裏切り続ける展開は一見の価値アリと思います。
伏線も各所に盛り込まれていて、完成度の高いものに仕上がっています。その分ちょっと大人向けかな。
概要
「ファイナルファンタジー」シリーズのジョブやアビリティー、武具や魔法、アイテムなどをモチーフにしたシミュレーションRPG。おなじみの「竜騎士」や「白魔道士」など20以上のジョブ(職業)と、「盗む」や「二刀流」といった400以上に及ぶアビリティー(能力)を使用した自由度の高いキャラメイキングが大きな魅力のひとつとなっている。 本作の基本的な流れは、ワールドマップ上の都市や街を移動し、バトルを行っていくという繰り返し。バトルステージ前後にはイベントが挿入され、物語が展開されていく。物語を進めていくうえでメインとなるのはバトル。4〜6人(上限あり)のユニットを編成し、3Dマップステージを舞台に戦いが行われる。ステージの勝利条件を満たせばクリアーとなる仕組みだ。基本的にバトルを有利に進めるには、敵の側面や背後、高いところからの攻撃が有効だが、マップの地形や敵の種類に応じて、ユニットを編成したり、ジョブチェンジを行っていく必要がある。絶対の攻略法はなく、プレイヤーの数だけ作戦や戦術が生まれる。シナリオやシステム、さまざまな要素にいたるまでじつにバランスがよい、完成度の高い作品だ。(池村慎一)