とにかくいろんな要素が盛りだくさんなゲームなので、序盤はおぼえなければならない事がたくさんあります。
ただチュートリアルやヘルプ機能がしっかりしているので、さほど苦にならないでしょう。
作業色が薄く、やり込める良作です。おすすめ度
★★★★★
普段自発的にレベル上げをしようとか思わないタイプの私でもキャラクター育成に精を出してしまうような作品。
理由として、
・難易度が低め
・タクティクスシリーズにFFの要素を加えた飽きの来ないゲームシステム
・豊富なサブクエスト
等が考えられます。
前作のPS版と違い、クエスト制にした事でやりこみ度がグっと上がりました。
前回はレベル上げはトレーニング的に、より自発的に行わなければなりませんでしたが、
今回はサブクエストという攻略の一部として行えます。
育成自体も、種族により特色が出た点は賛否ありそうですが、
ジョブに関してはPSよりは減った物の基本的に物足りないと感じる事は無い位十分な数が用意されています。
ストーリーに関してはFFらしくないかも知れませんが、面白いと思います。
シナリオが良く出来ており、クエストも絡めて独特の世界を余す事無く表現しています。
グラフィックはGBC→GBAの移行を象徴するかの様です。
NDS等が発売された今では多少劣る様に思えるかも知れませんが、
GBCの次にGBAが出て一気に携帯機が変わった時には驚いた物です。
残念な点として、やはりロウシステムです。
このロウシステムはゲーム性を高める反面、
やりこむ目的の為には非常に邪魔です。煩わしい。
前作との差別化を図った物と思われますが、蛇足だった様に思います。
総論として、やりこみ度が高くて作業感の薄い良いゲームです。
こういうゲームは攻略本があるとより楽しめると思います。(作業色が濃いゲームはない方が良いです)
はまれました。おすすめ度
★★★★★
タクティクスオウガやFFTのSRPGを携帯ゲーム機にアレンジ
したものですが、非常に面白かったです。
携帯ゲーム機用にかなり簡略化されているので、その辺が物足りなく
思う人が多いかもしれないですが、ちょっとした時間にちょっとだけ
っていう遊び方を前提に考えるとこのくらいが丁度いい感じだなって
個人的には思いました。難易度もやや簡単すぎと思うところもありま
したが、ひまつぶし前提の難易度には丁度良かったような。
ストーリーもそれまでの重厚なものではなく、大幅にライトなモノに
なっています。これもかなり好みが分かれるところかもしれません。
が、じっくり遊びたい人のためにかなり大量のクエストやそれのご褒
美としてのアイテムが用意されていて、これらは!クリア後も引き続き
遊べて、やりこんで強いユニットを作ったり、武器や防具を集めたり
も楽しめるようになっています。むしろこっちがこのゲームのメイン
なのかもしれないです。
ひとつ残念なところ、、ロウの存在。これは戦闘に行動に制限をかけ、
(「ロウ」の内容はゲーム内の時間で変っていきます)
これを守らないときびしい罰則があるというものですが、これがあん
まり意味が無い。ただの足かせにしかなってないような気がしました。
携帯ゲーム故のシンプルな戦闘には、「ロウ」を使うほどの戦略は必
要なかったのかもしれません。
最初、気軽にはじめて、いつのまにかハマっていました。
クリアした時点でプレイ時間60時間。さすがにちょっと息が切れま
したが、しばらくはまだ!遊べそうなソフトです。
FFシリーズの中でもかなりの傑作だと思います。おすすめ度
★★★★★
発売日からコツコツとプレイして、ようやくクリアしました。クリア後の追加シナリオも無事終了。何せシナリオは合計300+αもあるんですよ。本筋のシナリオだけをプレイしている限りでは、おそらく十数時間で簡単にクリアできてしまうかもしれません。しかし、FFTAの世界を堪能するにはサブシナリオをクリアしないと。しかも+αの特別シナリオはどうやっても誰かと通信してイベント・アイテムを交易しないことには攻略できません。何とか友人からアイテムを譲ってもらってようやくのクリアです。種族とジョブとアビリティというシステムは面白いです。キャラの育てがいがあります。クラン戦も面白い。
唯一気に入らなかったのは、『ロウ』システムです。このシステム自体はゲームの難易度と戦略性ァ?高めるので面白かったのですが、ジャッジのイエローカードがきついのはどう考えてもプレイヤー側ばかり。敵は何度もロウを破るし、イエローカードを何枚貰っても退場しない敵キャラがいるし。そこら辺を改良して、例えばロウを破るとその場でHPが1になるとか、武器を没収されるなどの罰則が、戦闘中に即座に執行されたらなぁと思いました。そうすればロウを利用して敵をやっつけることも出来ますし。
次回作にもかなり期待します。アドバンスを持っているならこのゲームをプレイしないと大損です。また、かなり頭を使うのでどちらかと言うと子供よりも大人向けのソフトだと思います。
即買い!おすすめ度
★★★★★
とにかくむちゃくちゃハマります。グラフィックも絵も良いし、キャラシステムはFFの良いところを引き継いでいるので扱いやすい、というのもあるけれど、一番の良さはここなんじゃないかな。「用意されているシナリオの数が半端じゃない(数百も!)」これの一言につきると思います。とにかく柔軟で、どんな風にも楽しめる。重要なシナリオ(ゲーム内ではクエストと呼ばれる)だけ進めて、短時間でクリアしても良いし、逆に全クエストに挑戦しても良い。やり方次第でいろんな遊び方ができるんですよね。ひとつのシナリオにかかる時間はだいたい10分~15分。だから、電車に乗っている間にFFTA。デートの待ち時間にFFTA。あのドラマがはじまる前にFFTA。寝る前にFFTA(はまって寝れなくなるのでおすすめしません)。もちろん通信機能を使った遊びも楽しいけれど、ひとりでコツコツとやるのに意外と快感を覚えているかもしれない。純粋なシミュレーションRPGとしては買いです。特に初心者におすすめです!
色々な意見がありますがおすすめ度
★★★★☆
GBASPでここまでのクオリティーを出しているのは驚異的です。
ただ、ロウの適用範囲がわかりにくいし、疲れてくると思わずやってしまうことがあっていらつきます。BGMはかっこいいし展開のスピードも自分次第。クエストアイテムとロウカード所持数に制限があってうまくクエストを進めないと無駄にアイテムを捨てることになるので気をつける必要があります。あと、装備品や習得アビリティー周りの確認が少しやりにくいです。色々なボタンに機能を割り振ってあるのはわかるのですが、それでも見にくいと思いました。総合的に見れば欠点はありますが、90点はあげたいゲームです。
時間をかけて楽しみたい方に。おすすめ度
★★★★☆
今までのシリーズの中でも群を抜いてファンタジックな世界観を持つFF。主人公の暮らす街そのものが変貌して、様々な種族が共存する、おとぎ話のようなファンタジー世界に変わってしまうという設定が、意外性があっていい。音楽も世界観に合っていていい雰囲気の物が多い。ロウとジャッジという審判システムも、思うようにならなくていらつくことはあるけれど、なかなか斬新に感じた。
キャラクターの雰囲気はなかなかかわいらしいのだが、難易度はそこそこ。かなり考えて戦わないといけないシーンが多く、またイベントもてんこもりで、出現イベントを着実にこなしていきたいのなら、かなりの時間を要する。キャラクターを思うように強化したい場合も同様に、結構な時間がかかる。携帯ゲームとしては、や応えは充分。新しいジョブも登場し、色々戦略を練ることができるのが楽しい。
中断セーブもいつでもできるので、外出先でも気軽にできるのがいい。
話が進むごとに新しい拠点が次々と現れて、好きな所に配置できるシステムも、自分だけのワールドマップができて面白い。ただ偏った配置にすると無駄に苦労してしまうのは難。
どのくらいの年代をターゲットにしているのかは不明だが、周りの友人は結構行き詰って放置したりしているので、こういったシミュレーションが苦手な人、低年齢層には多少キツいかもしれない。
特別な場所で戦わない限り、「キャラクターの死」が無いのがせめてもの救い。
不親切に感じるのは、ジョブチェンジの条件と、条件が揃わないと仲間にならないキャラクターがいること。!明書やゲーム中に説明が無く、自力で調べない限りわからない。特に後者は何もヒントが無く、知らずに終えてしまい、後から知り、残念に思った。
アビリティの習得方法も最初はわからずにPLAYしてしまった。装備を変更して習得するというシステムはなかなか面白いが、何せ武器防具が捨てられなくなってかさばるのが困る。特に武器はまめに売るなりして整理しないと目的のアイテムを探すのに時間がかかる。そこが多少いらついた。
イベントをこなすと貰える、他のイベントに必要なアイテムも、数が限られていてどんどん捨てなくてはいけないのも参った。
種族によって使える性別が限られているのも少し寂しく思った。
気になる点はいくつかあるものの、これ一本でかなり遊べるゲームだと思う。やりこみが好!きな人なら熱中できそう。
おもしろい・・・でも疲れるおすすめ度
★★★★☆
PS版のFFタクティクスからしっかり進化した作品だと思います。自分だけのユニットを育てるのは、とても面白いし、ストーリーものめりこめるものだと思います。
ただ、最初に説明書を開くと字がびっしりとあり、とてもわかりにくいです。システムがたくさんあるので、だいぶ進めていってはじめて分かる事もあるとおもいます。さらに、アイテムの数が半端なく多いので、だんだん頭がこんがらがってしまう事もあります。ジャッジという制限もあり、気を抜けばゲームオーバーになってしまうこともたびたびあります。
でも、慣れてくればそういうところも問題にならないと思います。逆に、そういうところがまたこのゲームを面白くしているんだとおもいます。
確かにシステムが複雑ではあります(そで星4つ)。それでも充分おもしろいゲームだと思います。
リリカルなバックストーリーは魅力、ゲームバランスはやや甘めおすすめ度
★★★★★
雪の日の朝、目を覚ますとそこは異世界だった・・・。ひょんなことから異世界イヴリースに転移した、友達というには親しくはない3人の少年少女の物語・・・。
マップクリア型のシミュレーションゲーム。個々のマップに登場するユニットは敵味方あわせて12体程度と少なく、ひとつひとつは20分もあればクリアできる程度の難易度。
クランと呼ばれる傭兵団を率い、クエストや他のクランとの領地争いをこなしていく。それぞれ異なる立場に転移した彼らが関わりあい、それぞれが元の世界で抱えていた悩みや孤独が明らかになっていく・・・という等身大の人物たちのバックストーリーは新鮮だ。
設定は題名のとおり「ファイナルファンタジー」からとっている。30種類程度はあるジョブや、クリスタルの存在、魔法の名前はFFの設定を残す。従者のように従い、主人公を助け続けるモーグリも愛らしい。シドも登場する。
ややユニットのグラフィックが小さいようにも思えるが、グラフィックはキレイ。画面効果演出もよくできている。
ゲームバランスはやや甘め。シミュレーションゲームとしては歯ごたえがないという向きもあるだろうが、細切れの時間に気軽にゲームをやるという携帯ゲーム機の特性を考えれば、適当に思える。
現世の少年少女が異世界に転移する、という児童文学のようなシチュエーションに題名にある「ファンタジー」の原点を見たような印象。繊細な彼らの造形、リリカルなストーリーはこのゲーム最大の魅力だ。
概要
RPG大作である「ファイナルファンタジー」シリーズの世界観に戦略性重視のシミュレーションゲームの要素を取り入れ、PSで大ヒットを記録した『PS one Books ファイナルファンタジー タクティクス』。スクウェアのシミュレーションRPGの代表作がGBAで5年ぶりに復活を遂げる。PS版のシステムをベースに世界観やストーリーを一新した完全新作だ。 物語はSt.イヴァリースと名づけられた田舎町に、主人公のマーシュが引っ越してきたところから幕を開ける。田舎町になじめず少々孤立ぎみだったマーシュのそばにはいつのまにか、気弱でいじめられっ子のミュートと、勝ち気でなにかと問題を引き起こす女の子のリッツのふたりが、つかず離れずの状態で集まるようになっていた。
ある時、3人は手にした「FINAL FANTASY」という1冊の本を開いてしまったことで、St.イヴァリースの世界を一変させてしまうことになる。気づいたときには、彼らのお気に入りのゲーム「ファイナルファンタジー」の世界そのものが、剣と魔法の世界、イヴァリースになっていた…
本作は、主人公と複数の仲間(ユニット)を操り、相手とのバトルに勝利しながらそれぞれのキャラクターを成長させていくシミュレーションRPGとなっている。ファンタジーの世界へと変わってしまったイヴァリースは「殺し合い」や「戦争」が堅く禁じられていたり、人間だけではなく異種族も普通に生活している不思議な場所。そんな世界でマーシュたち3人は、厳格なルールのもと正々堂々と行われる「バトル」をとおして物語を展開させていくことになるのだ。(荒沢有紀哉)